沖縄モデルとスタイリストのエージェント オフィス リゾム

2012年3月11日14時46分。
私は東京でラジオに耳を傾けながら暗闇の中、その瞬間をむかえました。
瞼を開けると、そこにはあたたかく穏やかな陽射しが広がっていて、道路に反射した光がきらきらと綺麗でした。

本当に穏やかな日で
とても平和で
ただ眩しくて
涙がとまりませんでした。


東日本大震災から1年。
まだまだ復興には時間がかかるし被災者の方達の胸の傷は癒せない。

今でもあの時の光景を思い出すと胸が苦しくなり涙が出てきてしまいます。
あの時、町や人が津波にのまれていくのをみている事しか出来なかった。
テレビに映された恐ろしい映像をただみている事しか出来なかった。
何も出来ないちっぽけな自分が悔しかった。

あれから自分に出来る事を探し行動して生きてきました。
自分で募金をするだけじゃなく、他に何か出来る事はないか。。。
その中で私のモデルというお仕事を使って色んなチャリティーファッションショーやイベントに参加してきました。
ただ募金を呼びかけるだけではなく、そのイベントを楽しんでもらい笑顔になってもらいたいと云う気持ちが多くありました。
みんな同じ気持ちを持っているのは知っています。
その想いを一緒に前向きな活力に変えたかったんです。

私達にできる事はまだまだ沢山あるし、これからも行動していかなくちゃいけない。
継続していく事が大切だから。。。
足を止めちゃいけないんだと思う。

だけど。だけどその瞬間だけは1年前のあの時の気持ちを想い出し、歩みを止めて黙祷を捧げました。



きっとあの青空に日本中、世界中のprayが重なった事でしょう。


福田萌子